ChatGPT、Gemini、Claude、Copilot――2026年現在、ブログ記事の作成に使える生成AIは数えきれないほど増えました。「AIを使えばブログが楽になるらしい」と聞いて調べてみたものの、どれを使えばいいのか結局わからない。そんな状態で止まっている方は多いのではないでしょうか。
この記事は、AIツールの機能比較やランキングではありません。筆者が実際にClaudeというAIを使い、AIでブログを書く方法として全工程を回してみた実践記録です。便利だった点も困った点も隠さず書いています。AIでブログを始めたいけど最初の一歩が踏み出せない方の判断材料になれば幸いです。
AIでブログを書きたいけど何を使えばいいかわからない人へ
2026年3月時点で、ブログ記事の作成に使える主なAIだけでもChatGPT、Gemini、Claude、Copilot、Perplexityと多岐にわたります。それぞれ無料プランがあり、どれも「記事が書ける」とうたっています。選択肢が多すぎて比較記事を読んでも決められない、という状況は珍しくありません。
筆者も同じ状態でした。最終的に選んだのはClaudeですが、「Claudeが最高だから」ではなく「たまたまClaudeを使い始めて、そのまま全工程を回せた」というのが正直なところです。この記事では、そのリアルな経緯と実際の運用方法をそのままお伝えします。
筆者がClaudeを使い始めた経緯
生成AIの話題をニュースやCMで頻繁に見かけるようになり、興味本位でGenSpark(ジェンスパーク)というAIプラットフォームを触り始めたのがきっかけです。
以前にもサイト運営をしていた時期がありましたが、構成検討や執筆、画像準備といった作業に時間を取られて続きませんでした。生成AIでその負担が減らせると感じ、2026年2月にサイト運営を再開しています。今思えばこの生成AIの流れに乗るために課金する材料を集めていたような節もあります。
GenSparkのAIチャットでは複数のモデルを選択して使えます。公開ベンチマークを見比べた結果、最もスペックが高そうだったClaude Opus 4.6を選び、そのままブログ運営の全工程で使うようになりました。

Claudeでブログ記事を作る具体的な手順
筆者がClaudeを使ってブログ記事を1本公開するまでの流れを紹介します。すべてAIに丸投げではなく、自分で判断する部分とAIに任せる部分を分けて運用しています。
キーワード選定──自分の経験とAIの両方で洗い出す
キーワードは自分の経験から「これを知りたかった」という実感をベースに候補を出す場合と、Claudeに関連キーワードを洗い出してもらう場合があります。最終的にどのキーワードで書くかは自分で決めます。自分が実体験として語れるテーマかどうかが判断基準です。
記事構成・本文・HTML生成をAIに任せる
キーワードが決まったら、自分の経験や伝えたいことをClaudeにインプットし、記事構成を作ってもらいます。構成段階で内容の不整合や意図と異なる解釈がないかをチェックし、修正を指示します。
構成確定後は本文執筆からHTML化まで一気に依頼します。WordPressのCocoonテーマに対応したブロック構文で出力させるため、コピー&ペーストで綺麗に整形された記事ができあがります。
スプレッドシートからMake経由でWordPressに自動投稿
生成されたHTMLはGoogleスプレッドシートに転記し、Make(旧Integromat)でWordPressに下書き投稿しています。タイトル、本文、スラッグ、カテゴリーなどを1行にまとめておけば、ボタンひとつで下書きが作成される仕組みです。


Makeを使った自動投稿の全体設計に興味がある方もいるかもしれません。ブログ公開からX投稿、Notion管理まで自動化する具体的なシナリオ構成を別記事で解説しています。
Make副業自動化入門|ブログ→X投稿を自動化した全手順
プレビュー確認とアイキャッチ画像の選定
下書きがWordPressに投稿されたら、プレビュー画面で表示を確認します。見出しの階層、装飾ブロックの表示崩れ、文章のつながりなどを目視でチェックし、必要に応じて手動で修正します。AIの出力をそのまま公開することはほぼありません。
アイキャッチ画像はAIに生成プロンプトを作ってもらい、GenSparkの画像生成機能で作成しています。ただし1回で意図通りの画像が出ることはまれで、色味や構図の調整を繰り返す必要があります。選定作業は完全に手動です。

公開後に記事間の不整合が見つかった場合は、Claudeに調査を依頼しますが、修正の反映は手動で行っています。
AIブログの書き方で感じたデメリットと対処法
便利な点が多い一方で、困ったことも正直にあります。GenSpark経由で使っているため、問題の原因がClaude側かGenSpark側か切り分けできていない部分もあります。
同じ文言の繰り返し・コンテキスト忘れ
同じフレーズが重複して出力されることがあります。原因は特定できておらず、有効な対処法も見つかっていません。都度手動で削除しています。
また、同じチャットで長く会話を続けていると、序盤に共有した情報が抜け落ちることがあります。「さっきと同じ形式で続けて」と指示しても体裁の異なる結果が返ってきます。重要な情報はプロンプトに都度再掲して対処していますが、手間は増えます。
アイキャッチ画像が1回で期待通りにならない
AIに画像生成プロンプトを作らせてGenSparkで生成していますが、1回で想定通りになることはまれです。色味、構図、テキスト配置など何度もやり直しが必要です。画像の生成と選定は現状手作業が欠かせません。
対処できたこと・できていないこと
コードの出力が1行に詰め込まれて読みにくい問題は、出力ルールの再定義で改善しました。コードブロックに言語クラスを付与し、Cocoonのシンタックスハイライト機能を有効にすることで視認性が大幅に向上しています。

文言の重複やコンテキスト忘れは現時点で根本的な対処ができていません。AIですべてが自動化されるわけではなく「AIが苦手な部分を人間が補う」前提で運用するのが現実的です。
Windows環境の業務自動化も「面倒を1つずつ潰す」発想で取り組んでいます。SendToカスタマイズからSelenium、AIエージェント構想まで現場で使えるテクニックを別記事にまとめました。
SE歴20年の業務自動化術|SendTo・Selenium・AIエージェントまで
よくある質問(FAQ)
Claudeは無料で使えますか?
Claude公式サイト(claude.ai)には無料プランがあります。また、GenSparkのAIチャット機能を使えばClaude Opus 4.6を含む複数モデルを無料枠内で利用可能です。ただしGenSparkにはクレジット制限があり、利用頻度によっては有料プランの検討が必要になります。
AIで書いた記事はSEOで不利になりませんか?
GoogleはAI生成コンテンツに関するガイダンスで、コンテンツの生成方法ではなく品質を重視すると明言しています。自分の経験を加え、事実確認を行った上で公開すればSEO上の問題はありません。
ClaudeとChatGPTどちらがブログ向きですか?
用途や好みで異なります。筆者はGenSpark経由でClaude Opus 4.6を使用しており、長文構成やHTML出力の精度に満足しています。ただし両者を同条件で比較したわけではないため、まずは無料で試して自分に合う方を選ぶのがおすすめです。
AIブログの書き方で時短効果はどのくらいですか?
構成案の作成が30分→10分程度に短縮された一方、事実確認やリライトに同等以上の時間をかけています。
副業ブログの収益化にAIは役立ちますか?
まとめ|AIツール選びより「まず1本書く」が最短ルート
このワークフローで実際に1ヶ月運営した結果を数字で公開しています。PV・収益・出費のリアルなデータが気になる方はご覧ください。
副業ブログ1ヶ月目の全データ公開
この記事では、筆者がClaudeを使ってブログ記事を作成している実際のワークフローと、使ってみて感じたメリット・デメリットを紹介しました。
ポイントを振り返ると、GenSparkの無料AIチャットからClaude Opus 4.6を選び、キーワード選定から下書き投稿まで一連の工程を構築できたこと。構成チェックや画像選定など人間が介入する工程は残ること。重複出力やコンテキスト忘れなど未解決の課題もあること。この3点です。
AIツール選びで比較記事を読み続けるよりも、まず1本書いてみる方が圧倒的に早く前に進めます。合わなければ別のツールに乗り換えればいいだけです。10年前に挫折した筆者でも再開できたのは、AIが「本質ではない作業」を引き受けてくれたからでした。


