副業ブログを始めて5ヶ月が経った。今月の一番の変化は、数字が伸びたことじゃない。ClaudeとXのAPI課金が、両方ともゼロになったことだ。
SE歴20年の筆者が平日の朝・夜のすきま時間で運営しているこのブログ、4ヶ月目時点で累計出費は87,971円。API課金だけで毎月1,700円前後を払い続けていた。それが今月、工夫ひとつで消えた。もちろん良いことばかりじゃない。AdSenseは今月も落ちた。4回目だ。
- 5ヶ月目(6/14〜7/13)の結果、ユーザー数は前月比約1.9倍・検索クリックは約2倍に伸びた。ClaudeとXのAPI課金は工夫でゼロ化し、5ヶ月目の出費は19,693円(前月比1,525円減)。一方でAdSenseは4回目否認、アフィリエイト収益は0円のまま。累計出費107,664円・累計収益22円。
数字が伸びた|ユーザー約1.9倍・クリック約2倍の中身
このシリーズはずっと4週間サイクルで数字を追ってきた。4ヶ月目が5/14〜6/13、今回の5ヶ月目が6/14〜7/13。この区切りで正確に比べる。
| 指標 | 4ヶ月目 | 5ヶ月目 | 伸び率 |
|---|---|---|---|
| GA4 ユーザー数 | 327 | 619 | 約1.9倍 |
| GA4 PV | 415 | 765 | 約1.8倍 |
| Search Console クリック | 220 | 439 | 約2.0倍 |
| Search Console 表示回数 | 4,768 | 11,105 | 約2.3倍 |
| Search Console 平均掲載順位 | 8.0 | 7.5 | 微改善 |


正直に言うと、この伸びを「サイト全体が強くなった」と読むのは早い。中身を見ると、特定の記事に検索流入が集中しているだけだ。4ヶ月目記事でも同じ指摘をしたが、5ヶ月目でその傾向はむしろ強まっている。次の項で具体的に見ていく。

掲載順位が8.0→7.5に上がったのは地味だけど嬉しい。順位1つの改善に何をしたわけでもなくて、ただ記事を書き続けてSearch Consoleのヘルプが言う「継続的な品質シグナル」が積み上がっただけだと思う。
主力記事はさらに集中|Genspark記事の一人勝ち
5ヶ月目のGA4上位記事はこうなっている。
| 順位 | 記事 | ユーザー数 |
|---|---|---|
| 1位 | Genspark Plusレビュー | 184人 |
| 2位 | Claude Code×GAS自動化 | 66人 |
| 3位 | NotebookLM活用 | 59人 |
| 4位 | Make×X自動投稿の代替ガイド | 51人 |
Genspark Plusを使い倒したレビューが単独で全体の3割近くを持っていく。2位のClaude Code×GAS自動化記事は6月に公開したばかりの新顔で、公開1ヶ月でここまで来た。これは素直に嬉しい。
一方でこの集中は諸刃の剣でもある。Genspark記事1本のクリック数や順位が落ちれば、全体の数字が一気にしぼむ構造になっている。特定記事への依存を下げる意味でも、Claude Code×GAS記事のような新顔をもっと育てる必要がある。
アフィリエイト|クリックは出るが成果はまだ0円
先月、もしもアフィリエイトに100件申請して6件承認された話を書いた。あれから収益は動いたか。
正直に数字を出す。5ヶ月目(6/14〜7/13)の週末起業ラボの実績は、インプレッション449・クリック19件・発生成果0件・収益0円。CTRは4.2%で、クリックされる率自体は悪くない。ただし成果(成約)はゼロのまま。
審査の承認と、実際に読者が申し込んで成約することは、まったく別の話だった。プログラムに参加できる権利を得ただけで、そこから先はまだゼロからのスタートだ。1ヶ月目からずっと「収益0円」を報告してきたこのシリーズだが、今月もその記録は途切れなかった。
AdSense4回目否認|変わらない壁
7月11日、4回目のAdSense審査結果が出た。否認。理由は3回目と同じ「有用性の低いコンテンツ」。
4ヶ月目の時点で「6週間待った末の不合格」と書いたが、今回も理由は変わっていない。何を変えれば通るのか、正直まだ掴みきれていない。AdSenseのポリシーヘルプには「読者に真の価値を提供するオリジナルコンテンツ」と書かれているが、その基準の解像度が上がらないまま4回落ちている状態だ。

同じ理由で4回落ちると、さすがに「量」の問題じゃなくて「質」の何かがずれているんだろうと思う。次の申請前に、記事の作り方そのものを見直すタイミングかもしれない。
投稿ペースが落ちた理由|YouTube多角化との天秤
4ヶ月目(6/14)以降、新規投稿はアフィリエイト審査記事とセキュリティ記事の2本だけだった。理由は単純で、ブログ記事をAI音声で動画化するワークフローに時間を使ったのと、本業側の予定が立て込んでいたからだ。
YouTube側の実績を正直に出す。チャンネル全体で通算8本、5ヶ月目期間に該当するのは4本(うち非公開1本)。公開3本の視聴回数を合計すると25回。チャンネル全体でも53回にとどまる。
正直、時間をかけた割に効果はまだ小さい。GA4で見てもYouTube経由のブログ流入は直近7日でわずか1人。動画化した記事がブログの流入を底上げする、という4ヶ月目時点で期待していたシナリオは、5ヶ月目時点ではまだ実現していない。
ここで一つ、恥ずかしい話を書いておく。この項目の実績を最初に集計したとき、パイプラインのログを機械的に数えて「31本」「36本」という数字を出しかけた。だが実際にYouTube Studioでチャンネルの中身を見ると8本しかなかった。ログは失敗・再試行した回数まで拾っていて、実際にチャンネルに存在する動画数とはまったく別物だった。ツールの出力を検算せずに信じるとどうなるか、身をもって体験した5ヶ月目でもあった。
出費と収支|API課金がゼロになった理由
出費の中身を4ヶ月目と並べる。
| 項目 | 4ヶ月目 | 5ヶ月目 | 用途 |
|---|---|---|---|
| Claude Max 5x | 18,209円 | 18,584円 | 記事執筆・コーディング |
| ElevenLabs | 1,092円 | 1,109円 | 動画用の音声合成 |
| Claude API | 1,088円 | 0円 | パイプライン内処理 |
| X API | 829円 | 0円 | ブログ自動投稿 |
| Xserver | 0円 | 0円 | 年額払い済み |
| 合計 | 21,218円 | 19,693円 | 前月比1,525円減 |
X側の工夫は2段構えだ。まずMake経由の投稿を廃止し、Buffer無料プラン(3チャンネルまで)への直接投稿に切り替えた。運用サイトが3つ以内なら、この移行だけでX APIの従量課金自体が発生しなくなる。これが829円→0円の直接の理由だ。もう一つ、これとは別に管理している投稿先ではX APIを直接使い続けているが、本文にURLを含めるとAPIコストが跳ね上がるため、URLなし投稿+URL付きリプライに分けてコストを抑える工夫もしている。ただしこちらはコストの軽減であって、ゼロ化とは別の話だ。Make撤廃の経緯や他の代替手段の比較はMake→X自動投稿の代替ガイドにまとめているので、そちらを参照してほしい。
Claude側は、パイプライン内のAPI呼び出し箇所をVertex AI(Gemini)に置き換えた。当初この記事では「GenAI App Builder」向けトライアルクレジット159,556円分が効いてゼロ化できていると書いたが、これは筆者の誤認だったので訂正する。GCPコンソールで再確認したところ、このクレジットは使用範囲が特定プロダクトに限定されていて、うちのパイプラインが使う素のGemini API呼び出しには適用されていなかった(残高100%のまま動いていない)。実際にゼロ化の正体だったのは別枠の汎用無料トライアルクレジットで、こちらは2026年7月9日に期限切れ。以降は普通に課金が発生していて、実測で月数百円規模だ。Gemini 2.5 Flash自体の単価が安いので大きな痛手ではないが、「クレジットで無料」ではなく「単価が安いから低額」が正しい前提だった。
5ヶ月目の累計出費は107,664円(87,971円+19,693円)。累計収益は22円のまま変わらず、純損失は107,642円に拡大した。
よくある質問
- QClaudeとXのAPI課金は誰でもゼロにできますか?
- A
Xの課金ゼロ化はBuffer無料プラン(3チャンネルまで)への直接投稿への切り替えで実現しました。運用サイトが3つ以内なら誰でも再現できます。なお、X APIを直接使う場面でのコスト軽減にはURLなし投稿+URL付きリプライという工夫も別途使っていますが、これはコストを抑える技であってゼロ化とは異なります。Claudeの置き換え先のVertex AIは、当初「GenAI App Builder」向けクレジットで無料化できていると書きましたが誤りでした。実際は汎用の無料トライアル(2026年7月9日期限切れ)が効いていたもので、現在は月数百円規模の課金が発生しています(Gemini 2.5 Flashの単価が安いため低額です)。
- QAdSenseが4回連続で落ちる原因は特定できていますか?
- A
まだ特定できていません。3回目・4回目とも理由は「有用性の低いコンテンツ」で変わらず、記事の作り方そのものを見直す段階だと考えています。
- QYouTube動画化は続ける価値がありますか?
- A
5ヶ月目時点では視聴回数・ブログへの逆流入ともに小さく、費用対効果はまだ見えていません。ただしElevenLabs(公式・Starterプランから商用利用OK)のコストは月1,100円程度と大きくないため、当面は続けながら様子を見ます。
- Qアフィリエイトの成果はいつ出そうですか?
- A
クリックは月19件出ているので導線自体は機能していますが、成約はまだ0件です。時期の見込みは立てられる段階ではありません。
- Q6ヶ月目はどこに力を入れますか?
- A
特定記事への検索集中を薄めるため、新しく育ち始めたClaude Code×GAS記事のような記事を増やす方向で考えています。AdSenseは記事の作り方の見直しを優先します。
まとめ|5ヶ月目の学びと6ヶ月目の方針
5ヶ月目を一言でまとめると「数字は伸びた、API課金は消えた、AdSenseの壁は変わらない」だ。ユーザー数約1.9倍・クリック約2倍という伸びは事実だが、中身はGenspark記事1本への依存が強まっているだけとも言える。
API課金ゼロ化は素直な成果だった。月1,500円強の削減は小さく見えるが、副業の収支が22円しかない状態では大きい。一方でAdSenseは4回連続で同じ理由の否認、アフィリエイトはクリックが出ても成約ゼロ。収益化の壁は5ヶ月経ってもまだ厚い。
6ヶ月目は、特定記事への依存を下げる新しい主力記事づくりと、AdSenseの否認理由に正面から向き合うことを軸にする。これまでの記録は1ヶ月目からすべて公開しているので、興味があれば読み比べてみてほしい。

